バックボレーにおける身体の各部位の役割と使い方

<バックボレーにおける身体の各部位の役割と使い方>

手(右)の役割:

・フィニッシュでは、右手の握りをゆるめず、左手を後ろに引くようにしてバランスをとる



右手の親指の役割:スイングを補助する。

・フォワードスイングでは、親指で押していくようにしながらスイングする。



手首(右)の役割:ボールを狙った方向に打つ。

・テイクバックで、手首を起こしてラケットヘッドを立て、打点より高くラケットを用意する。
・テイクバックでは、左手でラケットを支え、右手はグリップに添えて右ひじの力を抜いておく。テイクバックで決めたラケット面を保つため、手首の角度は固定する。



右肘の役割:スイングを加速させる。

・セットポジションで、ひじを大きめに前に伸ばす。
・インパクトでは、ステップインと同時に上半身のひねりをほどき、右ひじを伸ばしながら打点に向けてラケットを振り出す。胸の前でボールを捕らえる。
・パンチのあるバックハンドボレーの秘訣は、テイクバックで曲げられた右ひじがインパクトで伸ばされる力、ステップインしてインパクトへ、両肩、両肘が身体の中心からキュッと広がる力の、3つが上手に行えること。



右脇の役割:スイングを安定させる。

・テイクバックで、脇はボール1個が入るほどに開けておく。
・インパクトで、打点が後ろになるとボールの勢いに負ける。インパクトで、脇をしめて力をこめる。



右肩の役割:スイングの支点になる。

・ボディターンでは、肩を45度から90度ほど横向きにする。左足に体重を乗せ、状態をひねる。右肩がネットに向く。



両肘の役割:スイングする。

・パンチのあるバックハンドボレーの秘訣は、テイクバックで曲げられた右ひじがインパクトで伸ばされる力、ステップインしてインパクトへ、両肩、両肘が身体の中心からキュッと広がる力の、3つが上手に行えること。



手(左)の役割:グリップチェンジを補助する。スイングの起点を作る。

・ビギナーで意識すべきなのは、テイクバックのときに右手だけでなく左手でもラケットを支えましょう。この構えでは、きたボールに対応することができません。また、右手だけだとスイングのときに真下に振り下ろす動きになり、結果的にネットにかかってしまうのです。
・ボディターンでは、左手でラケットを支えたまま、上体をひねる。左手でラケットを支え、右手はグリップに添えて右ひじの力を抜いておく。テイクバックで決めたラケット面を保つため、手首の角度は固定する。
・右足をステップすると同時に左手をラケットから離す。
・フィニッジュでは、身体の前でラケットを止め、左手でバランスをとる。
・フィニッシュでは、右手の握りをゆるめず、左手を後ろに引くようにしてバランスをとる。



両肩の役割:

・ボディターンでは、肩を45度から90度ほど横向きにする。左足に体重を乗せ、状態をひねる。右肩がネットに向く。
・パンチのあるバックハンドボレーの秘訣は、テイクバックで曲げられた右ひじがインパクトで伸ばされる力、ステップインしてインパクトへ、両肩、両肘が身体の中心からキュッと広がる力の、3つが上手に行えること。



右足の役割:体重移動の終点になる。

・ステップインでは、左足から右足に体重を移す。
・右足をステップすると同時に左手をラケットから離す。
・右足をボールの方向にステップします。右足はボールに対してややクロス気味に、遠いボールの場合には、思い切って斜め前に踏み出します。
・バックボレーは、ボレーの直前まで体重は左足に残しておき、インパクトの瞬間、大きく右足を踏み出し、インパクトする。
・フィニッシュでは、右足に完全に重心が移り、左足のかかとが浮く



左足の役割:スイングの起点になる。

・ボールに追いついたら(ボールの軌道の延長線上に左手を少し伸ばして届くくらいに近づく。近づきすぎない。)、レディポジションからピポッドにより左足を踏み変え、テイクバックを行う。まず、左足を固定して軸足とし、上体を左にひねります。
・ボディターンでは、肩を45度から90度ほど横向きにする。左足に体重を乗せ、状態をひねる。右肩がネットに向く。
・ステップインでは、左足から右足に体重を移す。
・バックボレーは、ボレーの直前まで体重は左足に残しておき、インパクトの瞬間、大きく右足を踏み出し、インパクトする。
・フィニッシュでは、右足に完全に重心が移り、左足のかかとが浮く。



両足の役割:スイングの土台になる。

・フォロースルーでは、両足は前後に開いたまま。ひざは軽く曲げておく。



つま先の役割:

・セットポジションで、つま先に体重をかけた前傾姿勢



かかとの役割:

・セットポジションで、少しかかとを浮かせ膝を曲げてネットに向かって構える。
・インパクトで、かかとから踏み込む



両膝の役割:

・セットポジションで、少しかかとを浮かせ膝を曲げてネットに向かって構える。
・フォロースルーでは、両足は前後に開いたまま。ひざは軽く曲げておく。



親指の付け根の役割:

・どこへボールが飛んできても、素早く動けるように腰を落とし、上半身をリラックスさせて構える。両膝を曲げてリラックスする。足は少し開き重心を親指のつけ根にかける。



身体の軸と、姿勢の役割:

・上体を真っすぐにし、スウィング中、身体の軸は垂直を保つ。
・弱いボールをボレーする時は、インパクトしたら、左足を踏み込んで、ボールを前に押し出す。腕でラケットを振るのではなく、踏み込みで身体の軸を前にもっていき、ボールを前に押し返す。身体の軸を傾けず、前方に平行移動するつもりで、踏み込む。