フォアハンドの基本構造の解説

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<ロジャーフェデラーのフォアハンドストロークの基本的な流れ>

①セットポジション

①-2 スプリットステップ

①-3 サイドステップでボールへの移動

②ボディ(ユニット)ターンと打点の微調整

③ラケットバックと軸足のセット

④ラケットダウンとステップイン

⑥フォワードスイングと体重移動

⑦ヒット

⑧フォロースルー

⑨フィニッシュ


①レディポジション(セットポジション)

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レディポジション:

レディポジションでは、ラケットを両手で持ち、軽く膝を曲げて、つま先は両足が平行になるように向けます。体重は、親指の付け根に乗せます。両ひじは、ゆったりと前に伸ばします。心持ち前傾姿勢で、ラケットは目の高さにセットしましょう。
相手のスイングに合わせてスプリットステップし、サイドステップでボールへ移動しましょう。


②ボディターン

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ボディターン:

ラケットの高さを変えないように、肩の後方にもってきます。両腕と肩が直線になる程度の位置にラケットを準備しましょう。左腕をグッと前方に突き出し、肩の戻りを最後の最後まで抑える。それが身体の回転が生み出すパワーを最大限にします。ボールとの距離を微調整しながらボディ(ユニット)ターンしましょう。


③軸足のセットとラケットバック

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軸足セットとラケットバック:

打点に移動したら、右の軸足を安定させることがポイントです。上体を真っすぐに保ち、右足全体で体重を支えましょう。ボールのコース圏へは、必ず右足のかかとから踏み込むようにして固定し、足の裏全体で体重を支えるように、ちょうど片足立ちした時と同じになります。逆の足は、つま先で立つようにしましょう。
打点に移動したら右足で体重を支え、右足から頭まで通る身体の軸をつくる気持ちがほしい。その軸を倒さないように左足をステップインしてスイングを開始しましょう。スイングは下半身の柔らかさ、特に膝の屈伸を使って飛んでくるボールの高さに体勢を合わせることが大切になります。
上体を倒さず、振り子のスイングでボールを打つ。軸が最後まで倒れないことで、スイングが前に出るようになり、ストロークの基本である「ボールを前に押す」ことができるようになります。


④ラケットダウン

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ラケットダウン:

ラケットを腰とひざの中間の高さまで落とします。手首の力を抜いて、ラケットが水平になるようにしましょう。ひざを90度~100度に曲げて、上半身が前に傾いたり、後ろにそったりしないように注意してください。ラケットが下がるにつれて体重を少しずつ前足に移動します。


⑤フォワードスイング

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フォワードスイング:

右ひざを前に送りながら左足へ体重移動し、スイングをし始めましょう。スウィングの振り出しは、膝の送りと同時に行うのがポイントです。スイングの軌道は、地面と水平より少し上向きで、特にボールを打つヒッティングゾーンでそれを意識しましょう。また、インサイド・アウトのスイングをしましょう。


⑥ヒット

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ヒット:

体重を前足にすべて乗せます。前足のひざの横が打点になります。前方へボール3個分押し出す感覚でスイングしましょう。ボール3個分くらいをゾーンと考えて、確実に通過させるようにしよう。スイングするときには、左肩をボールのくる方向に入れ、身体の前に置いたままにしておきます。これを、ボールに対して壁をつくるといいますが、こうすると、身体が開かずに、威力のあるボールが打つことができます。


⑦フォロースルー

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フォロースルー:

ボールを後ろから自分の打ちたい方向へと押し出しイメージで、腕を打球方向に伸ばします。グリップが目の高さになるように持ち上げてください。後ろ足はつま先立ちになっている状態です。身体の横の回転でスイングするのではなく、後ろから前へ、右足から左足へと体重移動し、腕全体で前へボールを押し出すスイングを覚えよう。また、インパクトの瞬間に手首を返してしまわないようにし、あくまでもスイングの流れでボールを打つイメージをもとう。
ヒッティングゾーンで押し出したボールの飛行線を追いかけて、前方へと大きくフォロースルーをする。左手を身体の前に残したまま、ラケットを押し出すように振り抜く。体重を9割左足に乗せ、左肩の上までしっかりとラケットを振り抜く。フォロースルーは、両手に持ったバケツの水を前方にまくような感覚で行うようにしよう。


⑧フィニッシュ

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フィニッシュ:

フォロースルーを終えたとき、体重は左足に9割かかっています。スイングが終了したら、右足から前方への体重移動は終了しており、身体がネットに対して正面を向いている。右足のかかとが浮いて、つま先だけで立っているかどうかが目安になります。右肩がアゴにつくところまでラケットを振るように心がけよう。

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