相手の陣形を崩しボレーで決めよう

レッスン生は相手ペアがベースラインにいると想定し、ターゲットを狙う。デュースサイドの列は、フォアハンドボレーを深く打つ。続けてバックハンドボレーで角度をつけて打つ。アドバンテージサイドの列は、バックハンドボレーを深く打ち、次にフォアハンドボレーで角度をつけて打つ。

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練習法(人数 / 6人以上)

・レッスン生はネットとサービスラインの間に立つ。コーチがボールを出す。

①デュースサイドの列は、フォアハンドボレーを深く打つ。

②次にバックハンドボレーで角度をつけて打つ。

①と②を繰り返す。

 

<ポイント>

・素早く身体の前でラケット面を作る。

・前に踏み込んでボレーする。飛んでくるボールに対して肩を入れるようにして身体が横向きにする。

3球フットワーク(ボレー)

ボレーの打ち合いは、相手との距離が短いので返球のタイミングが早く、準備の早さ、打った後の切り替えの早さがポイントになる。コートを広く使いコーチにたくさんボールを出してもらいボレーの練習をする。ボレーにおけるフットワークを磨こう。

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練習法(人数 / 4人以上)

・レッスン生はネット前の左側に1列に並ぶ。コーチがボールを出す。

①コーチがボールを出す。バックボレーでクロスに打つ。

②コーチがセンターにボールを出す。レッスン生はフォアボレーで逆クロスに打つ。

③コーチがボールを出す。レッスン生はストレートにフォアボレーを打つ。

④列の一番後ろに並ぶ。

<ポイント>

・真横に移動してボレーを打つと、ボールが浅くなりやすく、ターゲットまで届かないので、斜め前に踏み込みながらボレーしよう。体重移動を利用してボレーするのがポイント。

ブロックボレーの練習

初心者はボールを恐れずに打てるようになることが大切である。コーチに速いボールを打ってもらい、それをボレーで返す練習をする。

 

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練習法(人数 / 1人から)

・レッスン生はネット前に立つ。コーチはスピードのあるボールを出す。

①コーチはフォアボレーかバックボレーかランダムにボールを出す。レッスン生はブロックボレーでクロスに返球する。

<ポイント>

・レディポジションではラケットを両手で持ち、両ひじを伸ばしてラケットを高いところにセットする。ボールが飛んできたらラケットの引きは最小限にしよう。フォロースルーを行わず、インパクトでラケットを止め、浅く低いボールを打ち返そう。

ポーチの練習②

ポーチを頻繁に使うようになると、相手はストレートに打つようになる。相手がストレートに打ってきたボールをクロスにボレーしよう。そのボールが浅いと相手後衛に追いつかれてしまうので、深いところにボレーしよう。斜め前に踏み込んでネットに詰めて早いタイミングでボレーすれば、相手は追いつけない。

 

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練習法(人数 / 3人以上)

・レッスン生はダブルスの前衛のポジションに立つ。コーチがボールを出す。

①コーチがストレートにボールを打つ。レッスン生はバックボレーでクロスに打つ。

②コーチがクロスにボールを打つ。レッスン生は斜め前に踏み込んでフォアボレーをターゲットに打つ。

③列の一番後ろに並ぶ。

<ポイント>

・激しく動くことになるのでバランスを崩さないようにボレーしよう。

・ボールにギリギリ追いつくようなシチュエーションでも、ラケット面を作ることに集中しよう。面がしっかり出来ていれば、狙った方向にボールを打ち返すことができる。

ポーチの練習

ダブルスで一番よく使うポイントパターンはポーチでしょう。相手のクロスショットを遮るように斜め前に踏み込んでボレーする。相手前衛の足元に打ち込もう。

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練習法(人数 / 3人から)

・レッスン生はダブルスの前衛のポジションに立つ。コーチがボールを出す。

①コーチがクロスにボールを打つ。レッスン生は斜め前に踏み込んでターゲットを狙ってボレーする。

②列の一番後ろに並ぶ。

<ポイント>

・コーチがボールを打ってきたら、素早くラケットをセットする。

・セットしたラケットが、ターゲットの方を向いているかチェックしよう。

・ラケットを振らず、踏み込みでボールを打つ。インパクトで手首を固めてボールをブロックしよう。

2列ミドルボレーとハイボレーを交互に

バックのハイボレーでは、パンチを利かせてストレートに打ちましょう。ハイバックボレーは肘より先の部分だけを使って打つようにします。ストレートの時は、肘の返しと打つタイミングを合わせます。


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練習法(人数 / 2人から)

・レッスン生はネットとサービスラインの間に立つ。コーチがボールを出す。

①ミドルボレー(腰の高さのボレー)をクロスに打つ。

②ハイボレーをストレートに打ち込む。

①と②を繰り返す。

<ポイント>

・ハイボレーは踏み込んで打つ。

・テイクバックをしっかりとってスイングする。

 

2列ストレートボレー

ボレーは、ボールを立っている場所で待つのではなく、前進して自分から打点まで入っていくようにしよう。早いタイミングで打ち返せるようになるので相手は追いつけません。ラケット面は少し上に向け、斜め下に押し出す。斜め下に向かって、厚い当たりで打つ。上から下に切るように打ってしまうと、ボールが浮きやすくなる。

 

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練習法(人数 / 2人以上)

・レッスン生はネットとサービスラインの間に立つ。コーチがボールを出す。

①ストレートにフォア(バック)ボレーを4球打つ。

②反対の列に並ぶ。

<ポイント>

・ボレーを打つ時には、ラケットヘッドを立てた状態で打とう。ラケットが寝てしまうと、相手のボールのパワーに負けてしまうし、アンダースピンをかけにくくなり、ボールが高く弾んでしまいます。

2列クロス・ストレートボレー

フォアボレーは、肘を支点にしてスイングしますが、バックボレーは、肘を伸ばして肩を支点にしてスイングします。肩からの大きなスイングで打つようにすれば、パンチ力のあるボレーが打てるようになります。

 

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練習法(人数 / 2人以上)

・レッスン生はネットとサービスラインの間に立つ。コーチがボールを出す。

①デュースサイド(アドバンテージサイド)の列の人はフォアボレー(バックボレー)をストレートに打つ。

②デュースサイド(アドバンテージサイド)の列の人はフォアボレー(バックボレー)をクロスに打つ。

①と②を繰り返す。

<ポイント>

・ストロークよりも細かいステップで動く

・打つ方向に対してスクエアスタンスで打つ

・踏み込みながら打つ

スマッシュ(2列)

スマッシュはサーブの動きとよく似ています。完全なチャンスボールをものにするためのショットがスマッシュです。体を横に向ける体勢を意識して作り、ボールが自分に向かってくるのでタイミングをうまく合わせて打ちましょう。

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練習法(人数 / 2人以上)

・レッスン生はネット前に立つ。コーチがロブを出す。

①スマッシュをストレートに打つ。

②逆の列に並ぶ。

<ポイント>

・身体を横に向けて、踏み込んで打とう。

・左手と右肘を上げた体勢(トロフィーポーズ)を早く作ろう。

 

ジャンピングスマッシュの練習

ネットに詰めたとき、相手にロブを打たれた場合に使います。後ろに下がりながらジャンプしてスマッシュを打ちましょう。強く打つよりも、コースを狙って打とう。


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練習法(人数 / 6人から)

・レッスン生はセンターに並ぶ。コーチがボールを出す。

①フォアのローボレーをストレートに打つ。

②斜め後ろに下がってジャンピングスマッシュをストレートに打つ。

①と②を繰り返す。

<ポイント>

・ジャンピングスマッシュは、重心が後ろにあるときは、打点も後ろにして、手首のスナップを利かせ、身体が横から正面を向く勢いを利用して打ちます。左足を上げて右足一本で立ち、スイングと同時に右足を引き上げて左足で着地しましょう。

フラットサーブの練習

初心者がサーブを習得するにはフラットサーブの練習をたくさんするのが効果的である。ベースラインよりも前からフラットサーブを叩き込む練習をすると、内転の使い方を体得しやすい。

 

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練習法(人数 / 1人から)

①サービスラインに立ち、フラットサーブをサービスボックスに狙って打つ。トスをいつもより前に上げること。10球入るまでやる。

②10球入ったら、今度は1メートル後ろに下がりサーブを打つ。

③サーブが入ったら後ろに少しづつ下がって打つ。最終的にベースラインから打つ。

<ポイント>

・グリップはコンチネンタルグリップにすること。

・フラットサーブに慣れてないうちは、ラケットを担いだ状態でトスを上げて打つこと。

 

サーブの安定性を高めよう

初心者のうちは、ラケットを担いでオーバーヘッドで打ち下ろすことに慣れよう。勢いよくラケットを振り抜いて打つことで、自分の一番打ちやすい打点を見つける。コーチはロブの球出しをする。スマッシュでサービスボックス内に入れる練習をする。

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練習法(人数 / 1人から)

・レッスン生はサービスラインに立つ。コーチがロブを上げる。

①スマッシュでサービスボックス内を狙う。10球入ったら、今度は1メートル下がった位置から打つ。

②最終的に、ベースラインからスマッシュを打ってサービスボックス内を狙う。

 

サーブでネットを減らす練習

初心者のうちはサーブがネットしたときに、その後何度も続けてネットしてしまうケースがよくみられる。トスを少し後ろに上げて、打点を少し後ろにして、ラケット面を少し上に向けることでボールを遠くに飛ばすことができる。ボールを遠くに飛ばす練習をすることで、ネットしたときの修正能力を高めよう。

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練習法(人数 / 1人から)

①ベースラインから少し後ろに下がったところに立つ。右膝を地面について構える。膝を地面についたままトスを上げて打つ。サービスボックスを狙う。

②10球入ったら1メートル後ろに下がって、同じサーブを打つ。サービスを遠くに打つことに慣れてきたら終了する。

コート上のいろんなところから打つ

テニスコートは広く、どこで打つのか状況により異なる。ネット近くで打つ場合は、飛び過ぎてアウトするのを注意しないといけないし、ベースライン後方で打つ場合は、ネットにかかるのを注意しないといけない。

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練習法(人数 / 1人から)

・レッスン生はコーチの近くに待機する。コーチが手出しする。コーチはコートを周って、あらゆるところからボールを出す。レッスン生はコーチと一緒に移動しいろんなところからボールを打ち、ターゲットを狙う。

 

ムーンボールをライジングで強打

ムーンボールを後ろに下がって打ち返すと、守備的な状況になってしまいますが、ライジングで打つことができれば、前進し攻撃的な展開に持ち込むことが可能になります。ライジングは、バウンド直後に打ちイメージがあるかもしれませんが、ボールの軌道が頂点に達し落下し始める前に打てれば十分にライジングと言えます。自分がコントロールできる範囲で、なるべく早いタイミングで打ちましょう。

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練習法(人数 / 2人以上)

・レッスン生はベースラインに並ぶ。コーチがボールを出す。

①ムーンボールをストレートにライジングで打つ。

②3本打ったら逆の列に並ぶ。

<ポイント>

・ライジングでボールをとらえた直後は、ラケットを前に振り抜く。ムーンボールはボールに勢いがないので、前に押し出さないと強いボールが打てない。

ダブルスのストローク

ダブルスの後衛は、クロスに打ち返さないと相手前衛に取られてしまう。クロスに打つときは、打点を身体に近づけ、いつもより前方で打つ必要がある。逆クロスに打つときは、打点を少し体から遠くして、いつも少し後方で打つ。コーチは、ダブルスの後衛のポジションにいるレッスン生を左右に振り回す。

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練習法(人数 / 2人から)

・レッスン生は、ダブルスの後衛デュースサイドとアドコートサイドに2列に並ぶ。コーチがボールを出す。

①コーチのボールをフォアハンドでクロスに打つ。

②コーチのボールをバックハンドで逆クロスに打つ。(フォアと同じターゲット)

③6球打ったら逆の列に並ぶ。

<ポイント>

・クロスに打つ場合は、打点を身体に近くして、いつもより前方で打つ。逆クロスに打つ場合は、打点を少し体から遠くして、いつも少し後方で打つ。

サイドのボールに対するカウンターの練習

近年ダブルス戦では雁行陣対雁行陣の打ち合いになることが多く、ダブルスでもストロークの駆け引きが多い。ダブルスで走らされたときにバランスを崩さずに打てるか。狙ったコースにカウンターを打ったときのコントロールを磨く。

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練習法(人数 / 6人〜)

・レッスン生はベースラインに立つ。コーチがボールを出す。

①コーチは角度のついたボールを出す。ターゲットを狙ってカウンターを打つ。

②1球打った後レッスン生はコートの外側から抜けるのではなく、リカバーしていく感覚でコートの内側から抜けるようにする。

③逆の列に並ぶ。

<ポイント>

・ボールに近づいたとき、細かいステップで打点の調節をすること。

・しっかりと肩を入れ、パワーを蓄えると同時に、相手にコースを読ませないようにする。

・下半身の安定とボールへの早い構えで、身体のバランスを崩さないようにすること。

2列ストレート(手出し)

テニス初心者はまずラリーを続けられるようになりましょう。そのためには真っ直ぐストレートに打てるようになることが大切です。ストレートに打つ練習のみを行います。テニスを始めたばかりの方は、始めから身体を横向きにしてラケットを引いた状態で待ちましょう。

 

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練習法(人数 / 2人から)

・2列に並びましょう。1人3球打ちましょう。右サイドはフォアハンドストロークで打ち、左サイドはバックハンドストロークで打ちましょう。打ち終わったら、反対側の列に並びましょう。

 

<ポイント>

・ボールが来たら、身体をすぐに横向きにして、肩を入れましょう。

・ボールを打つときは、ピンポイントで「点」で狙いましょう。ぼんやりとストレートに打っているとコントロールが磨かれません。

・初心者は、始めから身体を横向きにしラケットを引いた状態で待っておく。

2列ストレート(ラケット出し)

ストレートに正確に打つのは意外と難しいものです。サイドラインに沿って真っ直ぐに打つ練習をしましょう。振り遅れるとサイドアウトします。テイクバックを素早く完了させ、足でタイミングを合わせて打つことで振り遅れを防ぐことができます。初心者は、手打ちにならないようにしましょう。

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練習法(人数 / 2人から)

・2列に並びましょう。1人3球打ちましょう。右サイドはフォアハンドストロークで打ち、左サイドはバックハンドストロークで打ちましょう。打ち終わったら、反対側の列に並びましょう。

 

<ポイント>

・ボールが来たら、身体をすぐに横向きにして、肩を入れましょう。

・ボールを打つときは、ピンポイントで「点」で狙いましょう。ぼんやりとストレートに打っているとコントロールが磨かれません。

・初心者は、始めから身体を横向きにしラケットを引いた状態で待っておく。

その場で2球打ち、前に踏み込んで打つ

浅いボールを、前に踏み込んで打つ練習をしましょう。初心者のうちは、足が止まってしまいがちで、浅いボールを強打できません。

 

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練習法 (人数 / 2人から)

・2球その場でストレートに打ち、3球目を前に踏み込んでクロスに打ちましょう。

 

<ポイント>

・打点に入っても足を止めず、打つ直前まで打点の微調整を行いましょう。

・3球目は、ステップインして、体重を前に乗せて打ちましょう。体勢を少し前傾させて打ちましょう。

 

バックハンドをフラットで打つ

両手バックハンドのフラットで打ち込む技術は必須です。両手バックハンドは腰よりも高い打点でもレベルスイングで威力のあるボールを打つことが容易です。これができるとハードヒットできるボールが増えるので攻撃力がアップします。ショットに威力を出すために、手で出されたボールを打つ練習からスタートしましょう。しっかりとスイングしないとボールは深く飛びません。

 

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練習法 (人数 / 6人以上)

・レッスン生はベースラインに2列に並ぶ。コーチが近くから手でボールを出す。

①フォア(バック)を5球打つ。狙いはネットギリギリのところ。1球打つたびにセンターマークまで戻る。

②逆の列に並ぶ。

<ポイント>

・レベルスイングでネットのギリギリを通す。地面と平行に速くスイングすることで、キレのあるボールがいきます。ボールの回転が少ないフラットショットになる。

前後のフットワーク(2列)

テニスコートは縦に長く、ラリー戦では前後の動きが重要なポイントになります。相手の浅いボールは、素早くネット方向に走って腰より高い打点で打ち返しましょう。相手の深いボールは、身体を横向きにして素早く下がり、自分が一番打ちやすい打点で打ちましょう。

 

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練習法(人数 / 2人以上)

①コーチから浅いボールが出ますので、ネット方向に移動してストレートに打ち返します。

②コーチから深いボールが出ますので、素早く後ろに下がってストレートに打ち返します。

①と②を繰り返します。

<ポイント>

・身体を横向きにした状態でサイドステップを使って前後に動いて打点に移動しましょう。

・ラケットを引いた状態で前後に動きましょう。ボールが打点に来てから慌ててラケットを引かないように。

・コーチの浅いボールは打点を低くしないこと。

・コーチの深いボールは、打点よりも余分に後ろに下がって、足を前に踏み込むスペースを作って体重を前に乗せて打ちましょう。

左右のフットワーク(2列)

ダブルスでもシングルスでもクロスに打つシチュエーションは多いが、左右に動かされてクロスに打ち返すことは難しい。クロスに打てばボールはネットの一番低いところを通るのでネットしにくく、ストレートよりも距離が長いのでアウトしにくい。テニス初心者は徹底的にクロスを練習しよう。

 

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練習法(人数 / 2人以上)

・レッスン生はベースラインに2列に並ぶ。コーチはラケットでボールを出す。

①フォア(バック)5球打つ。狙いはクロスの深いところ。1球打つたびにセンターマークまで戻る。

②逆の列に並ぶ。

<ポイント>

・コーチからボールが出されたら、ラケットを引き、しっかりと肩を入れた状態で、打点に移動しよう。円を描くように回り込んで打つイメージで。

・膝を曲げて、目線を下げ、重心を低くして打とう。

・クロスに深く打つときは、フォロースルーを大きくするのがポイント。フォロースルーが小さいとボールは浅くなる。

・センターマークまで戻るときはサイドステップを使おう。

 

ライジングの練習(2列・手出し)

ボールがバウンドして一番高いところで打つ練習をしよう。ボールを落とすクセがつくと、攻撃的なプレーがしにくくなります。

 

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練習法(人数 / 2人以上)

・レッスン生はベースラインに2列に並ぶ。コーチは、レッスン生が前に踏み込んで打てるところに出す。

①前に踏み込んでストレートに打つ。コーチから出たボールがバウンドして一番高いところで打つ。1球打ったら、後ろに下がって元のポジションに戻る。

②反対の列に並ぶ。

<ポイント>

・コーチから出たボールがバウンドする前にテイクバックを完了させよう。テイクバックでラケットは小さく引くこと。

スライスの返球(2列)

スライスはトップスピンよりも簡単で、試合でも使う場面は多い。スライスを返球できるようになるには、スライスに慣れるのが一番。コーチにスライスをたくさん打ってもらい、返球に慣れるようにしましょう。

 

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練習法(人数 / 2人以上)

・レッスン生はベースラインに2列に並ぶ。コーチはスライスをかけてボールを出す。

①フォア(バック)で5球ストレートに打つ。

②反対の列に並ぶ。

<ポイント>

・スライスは、ホップするように飛んでくるので、打点が後ろになりやすい。後ろに下がれる準備をして、飛んでくるボールを注視しよう。

・スライスのボールは、バウンドが低くなる。膝を曲げて上体を低して構えよう。

ドライブボレーの練習

ドライブボレーはバウンドする時間を省いて打つので、素早く打点まで移動する必要があります。打点まで素早く移動するフットワークを身につけるのにドライブボレーの練習はぴったりです。また、ダイレクトにボールを打つので、ラケット面がぶれやすい。準備が遅く、打点に入ることができなければ、ボールの威力に負け、ミスショットしやすくなってしまいます。

 

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練習法(人数 / 2人から)

・レッスン生はサービスラインの少し後ろに立つ。コーチがボールを出す。

①フォアのドライブボレーをクロスに打つ。

②バックのドライブボレーをクロスに打つ。

①と②を繰り返す。

<ポイント>

・打点は肩ぐらいの高さでとり、レベルスイングで打ちましょう。レベルスイングで厚い当たりで打ち、ボールをコントロールするために多少回転をかけよう。

対角線に斜め前後に動いて打つ

対角線に斜めに動いて打つシチュエーションは試合で多い。フットワークのトレーニングになる。

 

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練習法 (人数 / 1人から)

①フォアハンドストロークを斜め前に踏み込んで打つ。

②斜め後ろに下がってバックハンドストロークで打つ。

①と②を繰り返す。

 

<ポイント>

・斜め前に踏み込むときは、打点をできるだけ高くして打つ。

・斜め後ろに下がるときは、できる限り速く下がり、打点が後ろにならないようにしましょう。下半身のパワーを使って、しっかりとボールを打ちましょう。

3球フットワーク(フォアハンドのみ)

テニスはその場で打ち続けることが少ない。球出しで動いて打つ練習をしよう。コーチからボールが出たら、急いで打点まで移動し止まって打つ。

 

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練習法 (人数 / 3人から)

・1人3球打つ。1球目は逆クロスに打ち、3球目はストレートに打つことになる。

・3球打ったら列の一番後ろに並ぶ。

 

<ポイント>

・ボールを追いかけるときはサイドステップを使う。

・打つときは必ず止まり、軸足のかかとから踏み込んで打とう。

・軸足がボールから離れすぎたり近すぎたりするとフォームが崩れます。軸足を正確な位置にセットする意識を持って練習しましょう。

 

回り込みフォア

相手にコースを読まれにくい回り込みフォアを練習しよう。

回り込みフォアハンドは、男子の試合でよく使われており、現在では必須ショットである。対戦相手は逆クロスに打つのか、ストレートに打つのかコースが読みづらい。相手にプレッシャーを与えることができます。

 

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練習法 (人数 / 2人から)

・レッスン生はベースラインに並ぶ。コーチがボールを出す。

①フォアのクロスを深くに打つ。

②円を描くように回り込んでフォアの逆クロスを打つ。

①と②を繰り返す。

 

フォアバック振り回し(クロス)

ダブルスでもシングルスでもクロスに打つシチュエーションは多い。ボールに近づいて打点を前にすることでクロスに打ちやすくなります。

 

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練習法 (人数 / 1人から)

①フォア側に飛んできたボールに走って追いつき、フォアハンドストロークでクロスに打つ。

②バック側に飛んできたボールに走って追いつき、バックハンドストロークでクロスに打つ。

①と②を繰り返し行う。

 

<ポイント>

・できるだけ速くボールの後ろに入るようにする。円を描くように移動して打点に入りましょう。打点を前にし、体重を前に乗せて打ちましょう。打点が後ろでもクロスに打つことができますが、威力・コントロールが低下します。

コーチとミニラリー(ストレート)

ウォーミングアップで定番のミニラリー。コーチとミニラリーをして身体を温めましょう。

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練習法 (人数 / 1人から)

・コーチとストレートでミニラリーをする。

 

<ポイント>

・ミニラリーでは緩く打たないとラリーが続きません。初心者にとって緩く打つことは難しいですが、慣れるようにしましょう。

・打点に入っても足を止めず、足を動かし続けて打点を微調整しましょう。

・毎回スプリットステップしましょう。

 

コーチとロングラリー(ストレート)

初心者のうちは、長く続けることを目標にラリーしましょう。数えながら打ち合いましょう。

 

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練習法 (人数 / 1人から)

・コーチとストレートでロングラリー

 

<ポイント>

・相手の打ちやすいところに返すように意識して打ちましょう。

・前後の動きが重要です。足を止めず、前後に素早く動き、いつも同じ打点で打つようにしましょう。

シングルスの攻守の練習

シングルでの攻守の切り替えを練習する。コーチがボールを出す。コーチのボールが、オレンジ色のXゾーンにバウンドした場合、強打(攻めるボール)を打つ。コーチのボールがピンク色のYゾーンにバウンドした場合、つなぐボール(守るボール)を打つ。

 

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練習法(人数 / 1人から)

・コーチがボールを出す。

・コーチのボールが、オレンジ色のXゾーンにバウンドした場合、強打(攻めるボール)を打つ。レッスン生は打つ時に、「攻める」と声に出して、攻める宣言をして打つ。

・コーチのボールが、ピンク色のYゾーンにバウンドした場合、つなぐボール(守るボール)を打つ。レッスン生は打つ時に、「つなぐ」と声に出して、守る宣言をして打つ。

<ポイント>

・攻めるボールはストレートに強打し、守るボールはクロスに深く打つのがポイントになる。コーチはレッスン生のボールをチェックすること。